愛してる / ウルフルズ (1998)
愛してる ただ愛してる
体が熱いよ
だから泣いている ただ泣いている
心をいやすように
出会いが夢みたいに遠のいて
黙り込んですれ違いとカラ回り
やさしくするウソに お互いがさめて
言葉はこの胸の中
君のすべてを好きというわけじゃない
だけどそのままでいいから
愛してる ただ愛してる
体が熱いよ
だから泣いている ただ泣いている
心を濡らすように
きれい事みたいな甘いまぼろしを
かかえ込んで ひとりきりで立ち止まる
君しか見えなくて 君が見えない
言葉はこの胸の中
別れ話をするヒマもないくらい
伝えきれないワガママ
愛してる ただ愛してる
体が熱いよ
だから泣いている ただ泣いている
心をいやすように
愛してる ただ愛してる
体が熱いよ
だから泣いている ただ泣いている
心を濡らすように
一聴すると、トータス松本の得意なストレートなラブソング。
裏話を聞くと、トータスがガンダムの台詞からインスピレーションを得て作詞したラブソングだそうです。
君のすべてを好きというわけじゃない
だけどそのままでいいから
の部分。
これは、機動戦士ガンダムの登場人物、カイ・シデンが主人公であるアムロ・レイたちの乗る戦艦ホワイトベースを降りて、別れを告げるシーンの台詞を引用しているみたい。
アムロ・レイ「カイさん、僕はあなたの全部が好きという訳じゃありません。でも、今日まで一緒にやってきた仲間じゃないですか。」このアムロの台詞からパクった!とトータス自身が発表してました、笑。
カイ・シデン「そういう言い方好きだぜ、アムロ。ま、元気でやれや。」
確かに、他人のすべてを好きと言い切るのはとても難しい。
でも、「そのままでいいから」という最大級の優しさと強さが、「好き」ということなんかな。