霧氷と樹氷の違い
結論から言うと、「霧氷」というのは着氷現象の総称で、「樹氷」も「霧氷」の一種です。
霧氷(むひょう)は、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称。
一般的に冬山で見られ、過冷却にある霧(着氷性の霧)によるものと、空気中の水蒸気の昇華によるものがある。
樹氷、粗氷、樹霜の3つに分類される。 白色や半透明の霧氷に対して、着氷性の雨によってできる、ほぼ透明な付着氷は雨氷という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/霧氷
樹氷
樹氷(じゅひょう)は、過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突して凍結付着した氷層のうち、白色で脆いものをいう。
気温-5℃以下の環境で風の弱いときに顕著に発達し、気泡を多く含むために不透明で、白色を呈する。小さな粒状の氷が無数に凝集する構造で、手で触ると簡単に崩れるほど脆く、樹氷が付着している物体を揺らすと簡単に落ちる。風上側へ向かって羽毛状に成長し、風が強いほど風上に成長するが、この様を俗に「海老の尻尾」とも呼ぶ。弱風時には地物の全ての方向に付着する。
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粗氷
粗氷(そひょう)は、過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突し、凍結付着した氷層のうち、半透明のものをいう。
樹氷よりも硬いが、大抵は手で触ると崩れる程度である。樹氷に比べ氷の粒が大きく、粒同士が融合して大きな氷の塊を形成する場合もあるが、気泡を多く含むため透明にはならず半透明にとどまる。気温-4℃以下で風速が毎秒20メートル以上のときに生じる。
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樹霜
樹霜(じゅそう)は、空気中の水蒸気が昇華して樹枝などの地物に付着した樹枝状ないし針状の結晶である。
霜と同じ原理であるが、層状に発達し、特に樹木などに付着したものをこう呼ぶ。
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雨氷
雨氷(うひょう)とは、0℃以下でも凍らない過冷却状態の雨(着氷性の雨)が、地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される、硬く透明な氷のこと。着氷現象の一種。
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見分け方
最も簡単に見分けられるのは、透明な雨氷。そして、方向性がなく、四方八方に伸びているのが、樹霜。
粒が大きく、半透明に近く、堅いのが、粗氷。
細かい粒で、白く、柔らかいのが、樹氷。
んで、樹霜・粗表・樹氷をひっくるめて、霧氷。